カツオと言えば、初鰹だ!
そういう方も居ますが
私は少々脂がのったものが好きなので、もどり鰹派
さてカツオと言えば、まずは刺身やタタキですが
何をつけて食べるかと言えば
ニンニクと醤油や生姜醤油が一般的だと思います。
実は江戸時代ってカツオの刺身と言えば「からし」
をつけて食べるのが常識だったって知ってました?
「からし」とは、黄色くてからーい、おでんなどにも
つけて食べるあれです。
初物好きな江戸時代の江戸っ子は、初鰹を食べるのが
粋だったようで、比較的お金持ちの多かった江戸っ子は
競って初鰹を買って食べたようです。
そのお値段、今の価格にすると初鰹1本 25万円程度。
今では鰹1本に25万も払う人いないですよね~
江戸にいくら金持ちが多いと言っても、庶民にはやはり高嶺の花
そこで庶民は、売れ残って日が経ち、安くなった鰹を
買って食べていたそうです。
しかしご存じだと思いますが、鰹は足が速く、痛みやすい魚
そこで、江戸時代から殺菌効果があることが知られていた
「からし」をつけて食べるのが当たり前になったそうです。
からしだけつけて食べていたようですが、味がわからなく
ならないのですかね・・・
日が経って安くなったとはいえ、庶民には高い買い物だった
初鰹、それにからしをつけて食べていた様子が、江戸時代にかかれた
俳句集に乗っているそうです。
「初鰹 銭とからしで 二度涙」
光景が思い浮かぶようでニヤッとしてしまう俳句ですよね
今度鰹を食べるとき、一度からしで食べて、江戸時代の人の
思いを味わってみてください。